当スタジオのレッスン

　当スタジオでは、マシンピラティスのパーソナルレッスンをご提供させていただいております。日本では、フィットネススタジオなどで行われるマットピラティスのグループレッスンが主流ですが、海外ではマシンピラティスの方が主流となっているのです。

　当スタジオでご提供している、パーソナルマシンピラティスについてご紹介させていただきます。

　マシンを使用したピラティスでは、仰向け、うつ伏せ、四つ這い、膝立ち、立位などの姿勢の変化だけでなく、床面（サーフェイス）が不安定な状態でエクササイズを行うことループを手足に引っ掛けて宙吊りの状態でエクササイズを行うことが可能になります。さらにボックスやフォームローラーなどのプロップス（小道具）を用いることで、エクササイズのバリエーションを1000種類以上にすることができます。

　レッスン中に様々なシチュエーションでエクササイズは、単に筋力強化や可動域を増やすだけでなく、姿勢制御に関わる脳神経系の働きを活性化したり、日常生活で起こるイレギュラーな動作に対しても、身体を安定することができます。

　運動には、ダンベルを持ち上げるような手足が床に固定されていないOKC（オープンキネティックチェーン）や、腕立て伏せのように手足を固定されているCKC（クローズドキネティックチェーン）というものがあります。

　OKCとCKCはどちらが良い悪いではなく、それぞれ下記のようなメリットあります。

　反対にデメリットとしては、

　などが挙げられます。

　このようなOCCとCKCの良いとこどりをした、セミOKC・セミCKCというエクササイズを行うことができます。

　このように、ループによるサポートは受けつつも自由度の高いエクササイズを行うことで、OKCとCKC のような筋肉を意識しつつ、全身を統合するようなエクササイズが可能となるのです。

　マシンピラティスの特徴である、不安定な床面で行うエクサイズは脳機能の活性化にも効果的です。仰向けに寝た状態で床面が垂直方向に動くエクササイズでは、脳はエレベーターに乗っている時と同じような刺激が加わります。また、座った状態で、ロープを引っ張るようなエクササイズでは、電車に乗車しているような刺激が加わります。このような刺激は平衡感覚を刺激し、姿勢制御に効果があるのです。

　さらに、ピラティスのエクササイズは身体の各部位に意識を向けることで、運動や感情のコントロールに関わる前頭葉の活性化。手足にループを装着して空中で手を動かすエクササイズでは、体がどこにあるかを把握するための空間認知能力の向上。頭頸部を捻るような動きでは、バランス感覚で重要な三半規管の活性化に効果があるのです。

　そのため、ただ筋肉や関節を調整するだけでなく脳神経レベルで姿勢や動作の改善が行えるのです。

　一般的な筋トレでは、筋肉を強化することで日常生活動作を改善するといった考えのもとトレーニングを行います。しかし、どんなに筋トレをしても日常生活の動作が変わることはありません。なぜなら、そのトレーニングが生活動作と似て非なるものだからです。

　マシンピラティスの場合は、段階を踏みながら目的となる動作を生活動作により近い形でエクササイズを行うことで、修正することが可能となります。これは、エクササイズと実際の動作が『類似性』を持っているため、動作の修正が行われるのです。複数のマシンを組み合わせることでより、類似性の高い運動が可能となり、様々な動きに対応することができるのです。

　マシンピラティスのデメリットは、

1. スタジオが少ない
2. マシンを扱えるインストラクターが少ない
3. 危険性を伴う　

という点が挙げられます。

　まず、日本では省スペースでマット１枚あればできるマットピラティスが主流ですし、インストラクターの数も圧倒的にマットの方が多いです。そのため、マシンを専門的に指導できるインストラクターが少なく、スタジオ自体が少ないという訳です。また、不安定な床面やスプリングなどの特性は、不適切に扱うことで時には危険性を伴います。※もちろん、専門のインストラクターのもとで行う分には、細心の注意を払ってエクササイズを行いますのでほとんどケガのリスクはありません。

　このような点がデメリットになりますが、当スタジオでは代表が専属してレッスンに当たり、あなたの身体の状態に合わせた最適なエクササイズをご提供しますのでご安心ください。