
ピラティススタジオ TRY 代表の荒井です!
股関節は身体の中心である、骨盤と脚の骨をつなぐ重要な関節です。
立っている時には上半身の重みを受け止め、歩行時には脚を前後に振り出すなど日常的に大活躍している関節なのです。また、股関節は身体の中でも数少ないボール状の関節であり、様々な方向に動かせることが特徴として挙げられます。しかし、加齢や日常生活により関節や周囲の筋肉が固く、バランスが崩れることで股関節はどんどん動かなくなってしまうのです。
そこで、股関節を動かすことで得られる7つのメリットについてご紹介します。
◉股関節を動かすことで得られる7つのメリット
1.認知機能が向上する
2.太りにくい体質になる
3.疲れにくい身体になる
4.姿勢が良くなる
5.腰痛をコントロールしやすくなる
6.体幹を効率よく鍛えられる
7.バランス感覚が向上する
などこれらの効果が期待できます!
1.認知機能の向上
まず、股関節がしっかりと動かせることで変化が起こりやすいのが歩幅です。
国立環境研究所の谷口氏が行った研究によれば、加齢により歩幅は狭くなるが、65歳以上の高齢期に歩幅が65㎝以上維持できていれば認知症のリスクが最も低くなるというものでした。この研究結果を考慮すると、40代の男性であれば、80㎝以上維持できると良いとのことです。
さらに、上記の研究結果をもとに、被験者に歩幅が広がるように体得してもらい1ヶ月間生活をしてみてもらったところ、認知機能の向上が認められたのです。歩行動作は私たちが無意識に行う動作であり、単純な動作のように見えますが、実際には脳のいたるところが互いに連絡を取り合って生み出している複合動作なのです。そのため、歩幅が広がるというのは脳にとっての栄養みたいなものですね。

2.太りにくい体質になる
3.疲れにくい身体になる
歩行の話と同じにはなりますが、歩幅が広がることで同じ時間を歩いたとしても、長い距離を歩くことができるため、歩行における消費カロリーが増加します。そして、効率的な歩行動作は股関節周囲の筋肉をバランスよく働かせる必要があり、モモの前側だけが張ってしまうなどの疲労感を解消することもできるのです。
4.姿勢が良くなる
5.腰痛をコントロールしやすくなる
6.体幹を効率よく鍛えられる
股関節は骨盤とモモの骨(大腿骨)からなる関節です。そのため、股関節が固まり、筋肉のバランスが崩れてしまうと骨盤が正しい位置に留まることができず、姿勢を崩してしまいます。
現代人は特に椅子での生活時間が長いため、モモの裏側の筋肉(ハムストリングス)が短くなっており、立った時に骨盤が前方に押し出されてしまうスウェイバックという姿勢になりやすいです。股関節を動かし、筋肉のバランスを整えることでこのような姿勢も改善されるのです。さらに、姿勢が良くなることで、腰部にかかる負担を軽減することができるため、腰痛をコントロールし、さらにトレーニングにおいては効率的に体幹を強化することができるのです。

7.バランス感覚が向上する
例えば、立っている状態で靴下を履く動作は若い頃には難なくできていたのが、気づいたらできなくなっているなんてことはありませんか?片脚立ちになるということは、体重の3〜4倍の負荷がかかることになります。そのため、股関節周囲の筋肉がバランスよく働き、身体を支えられなければ片脚立ちで立つということができなくなってしまうのです。
股関節をしっかりと動かすだけでもこれらの効果を期待できます。しかし、股関節が正しく動かせない状態で無理矢理歩幅を広げようとしたり、負荷をかけすぎてしまうと腰を痛めてしまったり、かえってバランスを崩してしまうかもしれません。
そのため、まずは正しい股関節の動きをエクササイズなどで引き出し歩幅を広げるなりできると良いですね!
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