
ピラティススタジオTRY 代表の荒井です!
今回は背中を大きく覆っている広背筋についての触れていきます!
広背筋は現代の生活においてあまり使われなくなってしまった筋肉ですが、あまりにも使われていないと猫背の原因になってしまうのです!
- 広背筋の基礎解剖学
- 広背筋って必要なの?
- 広背筋エクササイズ
- まとめ
広背筋の基礎解剖学
背中に大きくある広背筋ですが、この筋肉はどこからどこについているんでしょうか?特徴や働きをチェックしていきましょう!
○ 広背筋
起始:第7〜12胸椎棘突起、第9〜12肋骨、腰仙椎からの胸腰筋膜、腸骨稜外側唇後方1/3、肩甲骨下角
停止:上腕骨結節間溝
働き:起始が固定されていると、肩関節内旋、内転、伸展。肩甲骨の下制。停止が固定されていると。骨盤を前外側に傾ける。
神経:胸背神経、C6、C7、C8

このように広背筋は背中のほとんどを覆うほど大きな筋肉であり、非常に力の強い筋肉です。現代の生活において、広背筋を頻回に使うということはないかもしれませんが、これほど大きいのには理由があるのです。
広背筋って必要なの?
では、広背筋を使うシチュエーションですが、まず懸垂のように頭よりも上で、何かに捕まり身体を持ち上げるときに非常に力を発揮します。そのため、登山やボルダリングなどの競技などで重要な筋肉になるのです。また、体幹部が固定されていれば、手を後ろに引くという動作で必要とされます。その他では、呼吸の補助もしてくれるという点です。
そうなると、日常生活で頻回に使うことはありませんよね。
ただ、広背筋は私たちの祖先である四つ足動物の場合、地面を強く蹴り出し、早く走るために必要ですし、お猿さんのように木にぶら下がるような動作が多ければなくてはならない筋肉です。そのため、人間にもこの広背筋が大きく存在しているのです。
しかし、現代のような座っている時間が長く、背中を丸めて座っている姿勢を長時間とっていると、この広背筋は短くなってしまいます。広背筋が短くなることで、肩は内側に入ってしまい猫背になってしまうということです。
そのため、日常生活で使わない分エクササイズなどをお通して、柔軟性を確保しなければならないのです。

広背筋エクササイズ
それでは、広背筋のエクササイズを行なっていきましょう。この筋肉は短くなってしまうケースが多い筋肉ですので、しっかりと伸ばしその上で使われることが大事でしょう。
● 広背筋ストレッチ
姿勢:四つ這い
やり方:
- 四つ這いで片手の前に片方を縦に並べる。
- 背中を丸くした状態で、手前の肘を床につけるようにお尻を下げる。
- 背中の丸みを保ちそのまま深呼吸を繰り返す。
- 反対側も同様に行う。
ポイント
- 背中の丸みをキープして脇腹の伸びを感じる
- 前側の手で床を押すことで同時に使う

まとめ
広背筋は普通に生活している中では、あまり頻回に使われない筋肉かもしれません。ですが、使わずに不良姿勢を続ければ短くなりさらにその姿勢を固めてしまうのです。使われないからそのままにしてう良いわけではありません。むしろ、しっかりとエクササイズを行うことで良い状態を維持していきましょう。
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