
ピラティススタジオTRY 代表の荒井です!
あなたは3ヶ月以上続く腰痛でお悩みではないでしょうか?
接骨院や整体院に行っても改善せず諦めてはいませんか。その長く続く腰痛の原因は腹横筋のにあるかもしれません。
- 腹横筋の基礎解剖
- 腹横筋が慢性腰痛の原因となる理由
- 簡単腰痛解消エクササイズ
- まとめ
腹横筋の基礎解剖
以前に腹筋群についてご紹介してきましたが、今回はその腹筋群の中でも最も深層に位置する腹横筋にフォーカスを当ててご紹介していきたいと思います。
◯ 腹横筋
起始:第6〜12肋骨軟骨内側面で、横隔膜と一緒になっている。そのほかに胸腰筋膜、腸骨稜内唇前方3/4、さらに鼠径靭帯の外側1/3から起こっている。
停止:広い筋膜として白線に、さらに恥骨稜と停止する。
働き:腹壁を平坦にして、腹腔内臓器を圧迫する支帯のような作用を持つ。上方部は、呼気時に肋骨と胸骨下角がなす角度を小さくする。白線を安定化する働きを持つため、前外側体幹筋をより作用しやすくする。
神経:腸骨下腹神経、腸骨鼠径神経、脊髄神経前枝

腹横筋は4層ある腹筋群の中で、最下層にあります。手足の関節のようなインナーマッスルではありませんが、役割としてはインナーマッスルと同じ性質から、腹横筋・多裂筋・横隔膜・骨盤底筋群を総称して「インナーユニット」と呼ぶのです。
働きとしては、体幹部分を大きく曲げたり、捻ったりするような力はありませんが、腹部を引き締め腹圧を高めることや、そのほかの腹筋群が働きやすい環境を作るなど重要な役割を持つのです。
腹横筋が慢性腰痛の原因となる理由
腹横筋は脊柱の安定化機構であることは、前項で記載させていただきましたが、その重要性は文献や臨床において確立されています。慢性腰痛の方は、手足を動かす際に腹横筋の活動の遅延が見られることが証明されており、これが基盤になり慢性的な腰痛になっていると考えられているのです。
近年では、強力な筋群の強化ではなく、体幹部を安定させるためのモーターコントロール理論というものが推奨されており、この腹横筋を含めたインナーユニット全体の重要性が挙げられています。
その中でも。腹横筋の筋活動は多裂筋や骨盤底筋などのその他のインナーユニットに対して、影響を及ぼすことも明らかとなっています。
つまり、腹横筋が健全に活動していなければ、他のインナーユニットは機能せず、脊柱の安定性が損なわれる。最終的には腰部に負荷がかかることで、慢性的な腰痛に移行していくということです。
いくらマッサージや電気治療、安静にしていても改善しないのはそのためです。
簡単腰痛解消エクササイズ
上記の内容から腹横筋が活性化されることの重要性をご理解いただけたと思います。
では、腹横筋を活性化するためのエクササイズを行なっていきましょう。
⚫︎ 簡単腰痛解消エクササイズ
姿勢:仰向け
やり方:
- 仰向けで足幅握り拳、後頭部を伸ばして肋骨を床面につける。
- 足や頭などを動かさずに吐く息とともに腰部のスペースを潰すようにする。
- 吸う息で元の状態に戻す。
- 繰り返す。
ポイント
- ポジションセット時に腰部と床の間に手のひら1枚入る程度の隙間にする。
- 腰部を潰す際にお尻が上がるほどは行わない。
- 深い呼吸で行う。

まとめ
3ヶ月以上続く慢性腰痛は、腹横筋の活性化が重要となります。この問題をクリアにしない限りはその慢性腰痛から解放されることはないでしょう。電気やマッサージなど長年通ったけど改善しない・・・。問題の本質に的確にアプローチすることが改善に必要なことでは無いでしょうか?
ピラティススタジオTRYでは、10年以上病院や整体院で臨床経験を積んてきた代表の荒井が入念な検査の上で、レッスンプログラムを組んでいきます。原因が明らかになることで、エクササイズによる効果を実感できるでしょう。
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