
ピラティススタジオTRY 代表の荒井です!
年齢とともに二の腕がタプタプしてきて気になってはいませんか?
普段生活の中では腕の前側にある上腕二頭筋が過剰に使われており、後ろ側の上腕三頭筋が疎かになっています。
上腕三頭筋には肩甲骨に対しての働きもあるため、猫背改善にも重要なんです!
- 上腕三頭筋の基礎解剖
- 筋肉の相反神経抑制
- 上腕三頭筋活性化エクササイズ
- まとめ
上腕三頭筋の基礎解剖
それではまず、筋肉の付着部位や働きを見てきましょう。
この筋肉は名前の通り、3つの頭つまり3つの付着部位を持っています。
◯ 上腕三頭筋
起始:3つに分かれている。
長頭→肩甲骨関節下結節
外側頭→上腕骨体部付近1/2の後外面、外側筋間中隔
内側頭→橈骨神経溝の下のです上腕骨内側遠位2/3の後面、内側筋間中隔
停止:尺骨の肘頭後面、前腕筋膜
働き:肘関節伸展。長頭は肩関節の内転、伸展を補助。
神経:橈骨神経、C6、C7、C8、Th1

このようになっています。
上腕骨の後ろ側には、この上腕三頭筋しかありません。
そのため、この筋肉を使うことが二の腕のたぷたぷを解消するのに必須というのはいうまでもないでしょう。
また、長頭は肩甲骨に付着しているため、肩関節の動きに関与します。
猫背の状態では、肩甲骨の骨の位置がずれているため、この上腕三頭筋が機能していないことが考えられるのです。
筋肉の相反神経抑制
身体には『相反神経抑制』という機能が備わっています。
例えば、力こぶを作るように肘を曲げると、腕の前側(上腕二頭筋)に力が入りますよね。
では、その反対にある後ろ側(上腕三頭筋「)はどうでしょうか?
緩んでいるのが確認できたのではないかと思います。
この対となっている筋肉が片方収縮すると、反対側が緩む機能が相反神経抑制であり、普段生活している中で無意識に起こっているのです。

私たちは日常生活の中で、買い物袋を持ったり、コップを口に運んだりと腕を曲げる機会は多くても、あまり意図的に腕を伸ばそうとすることはせず、重力により自然と伸びていくことがほとんどです。(一定の制御はしても)
となると、この上腕二頭筋が使われても相反神経抑制により上腕三頭筋はどんどん使えない状態になっているのです。
現代の生活では、肩よりも上に腕を上げる機会も減り、肩関節の機能をあまり使えていないのが現状です。
エクササイズにより活性化することで、上腕三頭筋を良い状態に保ちましょう。
上腕三頭筋の活性化エクササイズ
それでは上腕三頭筋を活性化するエクササイズをしていきましょう。
● 上腕三頭筋活性化エクササイズ
姿勢:うつ伏せ
やり方:
- うつ伏せになり手のひらを内側に向け身体の横でセットする
- 吸いながら両手を足先に伸ばす
- 胸を逸らしながら両手を天井方向に伸ばしてく
- 吐きながら元に戻す
- 繰り返す
ポイント
- 頭部は額を数センチ浮かす
- 腰が反らないようにおへそを天井に引き込む
- 背中が寄りすぎないように鎖骨を左右に広げるイメージ

まとめ
上腕二頭筋に比べ、生活の中で活躍する機会が少ない上腕三頭筋ですが、肘や肩の動きだけでなく姿勢や体型などにも関わるため実は重要な筋肉なのです。筋バランスの影響はさまざまなところへ及びますので、ぜひこの上腕三頭筋にも目を向けていきましょう!
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