
ピラティススタジオTRY 代表の荒井です!
日本人を対象とした調査によると、5人中4人は正しい姿勢がわからないという答えになったそうです。
正しい姿勢がわからなければ、どのような姿勢になれば良いのかもわかりませんよね。今回は「正しい姿勢」についてみていきましょう。
- 正しい姿勢とは?
- ピラティス的理想の姿勢
- 正しい姿勢を知ろう!
- まとめ
正しい姿勢とは?
それではまず正しい姿勢ですが、直立姿勢において側面から見た時に
- 冠状縫合頂点の少し後方
- 外耳道
- 頸椎椎体
- 肩関節
- 腰椎椎体
- 股関節軸の少し後方
- 膝関節の少し前方
- 外果の少し前方
が一直線状にある時とされています。(臨床的によく用いられる部位は濃くなっている)

このような姿勢においては、脊柱は正常弯曲を作り、下肢骨は荷重に対して理想の状態となっています。
骨盤が中間位を取ることで、腹部と体幹、その下にある下肢に対しても最適な状態となるのです。胸部や上背部が理想の状態であれば、呼吸器官が最適に機能し、頚部には最初限のストレスしか加わらず、頭は直立することができます。
あくまで標準姿勢・体型における理想の姿勢となるため、手足の長さや先天的な骨構造の異常があってもなるべくこの姿勢に使いことが望ましいとされています。
ピラティス的理想の姿勢
では、ピラティスにおける理想の姿勢とはどのような状態なのでしょうか?
良い姿勢とは、
- 「個人の健康を表した良い癖、もしくは習慣である。」
- 「良い姿勢とは筋肉や骨格が、ゆがみや怪我、そして変形などから体がいかなる状態にあってもそれを支持できる状態。」
- 「良い姿勢の状態とは、筋肉が最も効率よく働くことができ、なおかつ胸部や腹部の臓器にもっとも負担をかかけない理想の身体状態である。」
としています。
骨格的な指標も大切ですが、個人個人の特性がありつつも、筋肉・内臓・神経など全ての器官がベストな力を発揮できる状態と言えるのではないでしょうか?
骨指標においては、上記の正しい姿勢に加え
- 上前腸骨棘(ASIS)と第10肋骨前端が同一線上
ということが付け加えられています。
そのため、仮に骨盤が正しい角度にあっても、肋骨が前後方向に移動している場合や、リブフレアといって肋骨の下端が開いてしまっている場合があるため、そのような状態では正しい状態とは言えないのです。

これらの良い姿勢を決めるのは、骨を取り囲む筋肉のバランスであり、さらに言えば筋肉を支配している脳神経の支配や感覚器からの情報となります。理想の姿勢を取ることで、肩こりや腰痛などの骨格的な不調が解消・予防されるだけでなく、呼吸器や消化器などの内臓機能までもが向上し、内科的な疾患に対しても効果的だと言えます。
正しい姿勢を知ろう!
良い姿勢を取れるようになることは一朝一夕でできるものではありません。そのため、土台作りからその上にコツコツと積み上げていくことが大切になりますが、まずどのような状態が正しいかを知ることから始めていくのがベストだと言えます。
今回はエクササイズではありませんが、理想の姿勢をとりとのような感覚になるのかを体感してみましょう。
● 立位における正しい姿勢
やり方:
- 両足を閉じ、壁に背中をつける。
- 踵・お尻・肩甲骨の下側・後頭部が壁につく。
- 腰には手のひらが1枚分、首には指が2本入る程度の隙間がある。
- バンザイをして腕を伸ばした状態で壁に親指がつく。(肋骨が出ない)

あくまで、壁についての状態にはなりますがまずこのような姿勢が取れることが正しい姿勢であるという一つの目安になります。
もし、このような姿勢が難しいようでしたどこかしらに問題があるかもしれません。
まとめ
姿勢は細かく見れば、検査に道具などを用いることになりますが、街中でも良い姿勢の方は測らずとも良い姿勢だということは一目瞭然です。第一印象を決定づける要素としても大きな意味を持っているため、できる限り正しい姿勢を取りたいものですね。
ピラティススタジオTRYでは姿勢の悩み、慢性的な不調のお悩みに対してマシンピラティスによるレッスンを行っています。一人では続けられない、パーソナルトレーニングで余計悪くなってしまった、そんな方でも大歓迎です!一緒に体が変わる喜びを感じましょう!
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