ピラティススタジオTRY 代表の荒井です！

あなたは腹直筋離開という言葉を聞いたことがあるでしょうか？
名前の如く腹直筋という筋肉が離開する現象ですが、これは産後の女性が多く経験している問題なのです。
この知識を知ることで、産後も早期の回復が見込めますので見ていきましょう！

まず、腹直筋離開の前に腹直筋について見ていきましょう。

このように骨盤と肋骨を繋いでいる筋肉ですが、左右の腹直筋の間には白線という結合組織が介在しており、深層に位置している内・外腹斜筋や腹横筋などと連結しているのです。

　腹直筋離開は産後に起こるものではなく妊娠中の胎児の発育によって腹部の膨隆が起こり、腹直筋が大幅に引き伸ばされ、結合組織である白線までもが離開してしまう現象です。この腹直筋離開は妊娠第３期(27〜40週)では66％の方が、早ければ第２期(13〜26週)で27％の女性が離開すると言われています。

　妊娠中には、ウエストラインが約50㎝も増え、腹直筋自体も約20㎝ほど長くなるため仕方がないとも言えます。

　腹直筋離開は、出産後に必ず治る問題ではなく、産後から影響が残り続けてしまう場合もあるのです。

離開の幅や広さは個人差があり、ヘソの上から下にかけて離開することっがあります。
(多くの場合はヘソの周囲で起こる。)

腹直筋離開の検査には、その程度開いているかの幅を見る検査が従来の方法ではありましたが、現在では幅よりも筋肉の緊張度や、体幹の動きをコントロールできるかが重要とされています。

　それでは腹直筋離開の検査を見ていきましょう。

　この検査によりどの程度の緊張具合かを把握することができます。もし、弾力が感じられない場合であれば不安定な状態になっているため、腹腔内圧を高めるようなエクササイズを行うことは良くありません。場合によっては、内臓が離開部から飛び出てしまうヘルニアになる可能性もあるため要注意です。

　それでは腹直筋離開が認められた場合、どのようなエクササイズをしてけば良いのか見ていきましょう。

腹直筋離開は妊娠〜出産の経験がある多くの女性が経験する問題です。この問題を抱えたままでハードな運動や労働をすることで、腹部の安定性が構築できないだけでなく最悪の場合はヘルニアのような状態になってしまうのです。そのため、産後の女性にはぜひ知っておいていただきたいことですね！

ピラティススタジオTRYでは、長年産後の骨盤矯正に携わってきた代表が責任を持ってレッスンにあたります。お身体の状態を把握してエクササイズを行うことで、より効果的かつ早い効果が得られるでしょう！